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今までに行わせて頂いた仕事の例
おことわり
下記においてはレーザー装置を実際に使うユーザー様をお客様と呼んでおり、
取引上は間に商社さんや他のメーカーさんが入っている場合があります。
お客様の秘密を守る為に、詳しいことは書いておりません。
弊社が技術面でのリーダーシップをとっていないものや
全てを行ってはいないものも含まれます。
レーザー光学系(特注・試作)の設計と製作
近赤外・可視分離結像光学系
お客様:
公的研究機関及び大学
御要望:
既存の結像光学系、近赤外カメラ、可視カメラを組み合わせる。
近赤外像と可視像を同時に観察する。
近赤外の像をなるべく明るく、可視の像をなるべくシャープにとらえたい。
画像処理ソフトはお客様が製作される。
弊社の仕事:
既存の結像光学系について出射の光路及び
近赤外光と可視光の軸上色収差を調べた。
これに適切なコリメートレンズを追加し、波長分離光学系を設計製作して
近赤外光及び可視光それぞれに結像レンズを選定して各カメラを組み合わせた。
光軸は近赤外光のケラレがないことと可視光の焦点が合うことを優先して調整した。
偏波面保存光ファイバー出力の多波長レーザー光源
お客様:
公的研究機関
御要望:
偏波面保存光ファイバーから複数の波長のレーザー光を取り出す。
音響光学素子により各波長の光量を個別に制御できること。
お客様がすでに持っている数台のレーザーはなるべく使用する。
弊社の仕事:
お客様所有のレーザー数台について動作を確認した。
減衰器、多波長結合部、音響光学素子、偏波面保存光ファイバーへのカップリング、
からなる光学系を設計し、現場において組立調整作業と動作確認を行った。
機械部品は主に市販品を使用した。
213nmのビーム伝送・集光・ガスパージ対応
お客様:
公的研究機関
御要望:
お手持ちのYAGレーザー第五高調波(213nm)を伝送し、
真空装置内部の指定した位置に集光する。
光路は保護してガスパージする。
真空装置はメンテナンスの為に時々加熱されるが、これに対応すること。
弊社の仕事:
伝送、集光、ガスパージ対応の光路保護、について光学・機械設計をした。
集光部分は光軸を大きくずらさずに真空装置へ着脱できる様にした。
現場にて組立調整、動作確認を行った。
機械部品は市販品も使ったが、多くの専用部品を設計・製作した。
ファイバー出力光をコリメートして測定器に入射
お客様:
民間企業
御要望:
製造現場でお使いの加工用レーザーのビームを安全かつ精度よく診断する。
光ファイバーからのビームはコリメートする。
複数種類の光ファイバー(出射部)に対応すること。
使用する測定器はすでに決まっている。
弊社の仕事:
測定器と光ファイバーにあわせて光学・機械設計を行ない、社内で組み立てた。
現場にて動作確認を行った。
機械部品は専用部品が多く、設計・製作した。
レーザーの技術コンサルティング
高出力nsYAGレーザー用伝送・集光光学系の設計と調整
お客様:
公的研究機関
御要望:
アプリケーションに適した光学系を設計・組立・調整したい。
コンサルティングの内容:
アプリケーションにあわせて光学系の仕様を決定した。
光学系の設計、部品の選定、現場での調整方法の説明、を行った。
共焦点光学系の設計と調整
お客様:
公的研究期間
御要望:
アプリケーションに適した共焦点光学系を設計・製作したい。
指定した顕微鏡を使うこと。
コンサルティングの内容:
お客様の顕微鏡について調査し、光学系を設計し、現場での調整方法の説明を行った。
レーザーで励起して蛍光の光子をカウントする光学系の設計と調整
お客様:
公的研究機関
御要望:
レーザーで励起して蛍光の光子をカウントする光学系のSN比を改善したい。
コンサルティングの内容:
SN比を悪くする要因をリストアップし、各要因への対応策を提案した。
また、改善に繋がらないと思われる方策についてその理由を説明した。
実際の調整方法についても説明した。
お客様のレーザー製品がクラス1であることの確認
お客様:
民間企業
御要望:
自社のレーザー製品がクラス1であることを確認したい。
コンサルティングの内容:
装置の設計について安全上の助言を行なった。
組み込むクラス4レーザーの特性とJIS C6802とを照合してクラス1のAELを算出した。
漏れ光を測定する光学系を設計・製作し、
実際に光量を測定してクラス1であることを確認した。
レーザー機器の修理や改造
共焦点レーザー走査型顕微鏡の改造
お客様:
公的研究機関
御要望:
共焦点レーザー走査型顕微鏡を特殊なアプリケーションに最適化する。
作業内容:
アプリケーションに対して適切なビーム径を算出した。
オリンパスFV300にレーザーを入射する部分を改造し、ビーム径を変更できる様にした。
ランプ励起Nd:YAGレーザーの改造
お客様:
民間企業
御要望:
外部光学系にて出力を可変にしたい。また、冷却系をコンパクトにしたい。
作業内容:
可変アテニュエーターを設計・製作してレーザー本体に組み込んだ。
冷却系の分岐部品を設計・製作してすっきりとさせた。
ヘテロダイン干渉計の修理と改良
お客様:
大学
症状:
出力信号が弱くなった。
弊社の分析:
内蔵He-Neレーザーの可干渉性が悪くなった。
また、Ne-Neレーザーの可干渉距離に対して2つの光路差は大き過ぎる。
作業内容:
He-Neレーザーを交換し、参照光の光路を延長し、動作を確認した。
共焦点レーザー走査型顕微鏡の再生
お客様:
公的研究機関
症状:
部品の欠如と光軸のずれ
作業内容:
オリンパスGB200について、足りない部品を設計・製作し、
現場で光軸を調整して動作を確認した。
ランプ励起Nd:YAGレーザーのポンピングチャンバーの再生
お客様:
大学
症状:
レーザー出力が低下した。
弊社の分析:
シール部の経年劣化で散乱体の領域に水が浸入して励起効率が低下した。
作業内容:
ポンピングチャンバーを分解し、散乱体の領域を強制的に乾燥させ、
あらたにシールを施した。
ポンピングチャンバーをレーザー発振器に戻して光軸を調整し、出力を確認した。
レーザー測距儀の修理
お客様:
民間企業
症状:
動作しない。
弊社の分析:
タンタルコンデンサが劣化して焼け、他の部品も壊れた。
作業内容:
壊れた部品を交換し、動作を確認した。
アルゴンレーザーの光軸調整
お客様:
公的研究機関
症状:
レーザーが発振しない。
弊社の分析:
放電はしているので光軸がずれているはず。
前のミラーに大きなずれはない。
作業内容:
専用の工具を設計・製作し、後のミラーの向きを微調整して出力を確認した。
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